新社会人や投資初心者に向けて、お金の勉強をするときにぜひ読んでほしい本をおすすめする「お金のおすすめ本」
第4回の今回はなんと漫画です。
「バビロン 大富豪の教え」
本書は原作の重要な要素はそのままに、多くの人に読みやすく、伝わりやすく考えられた名作です!漫画なので小さいお子様にも読めるようになっています。
今回も、本の内容についてざっくりレビューをして、個人的におすすめするポイントや、こんな人に読んでほしい!というところもお伝えしていきたいと思っています
筆者の一言まとめ!
「バビロン 大富豪の教え」は、古代バビロニアの少年バンシルが、バビロン1の大富豪アルカドに出会い、「お金に愛される7つの道具」や「5つの黄金法則」を学び、成長していく物語!
少年バンシルの生涯を通じて、現代でも通じる「お金の不変の真理」を学べる!さらに、コラムでは「現代の黄金法則」も知ることができる!
本書の特徴
原作である「バビロンいちの大金持ち」は1900年代前半刊行の名著
本書は、世界的ベストセラーで、100年読み継がれるお金の名著「バビロンいちの大金持ち(The Richest Man In Babylon)」が原作です。
バビロンいちの大金持ちは、刊行以来多くのビシネスマン、金融関係者に読まれ続けています。
そんな名著を、あの大橋弘祐氏が発起人となって、少年誌での受賞歴もある坂野旭氏によって漫画されたのが本書です。
あの大橋って、どの大橋?^^;
という方は、こちらの記事をどうぞ!
時代を超えて通用する、人間が幸福になるための真理
本書に書かれているのは、俗っぽい「お金儲けのテクニック」などではありません。
金融の起源とも言われている古代バビロニアから伝わる、お金にまつわる「人類不変の知恵」です。
お金に悩まされる現代人に、資産を増やし、お金に縛られず、充実した人生を送る方法を教えてくれるのが本書です。
だからこそ、原作であるバビロンいちの大金持ちは、約100年もの間、世界中の人々に読み継がれているのです。
商品紹介ページ バビロン 大富豪の教え
ざっくりレビュー
バビロン王国の少年バンシルと大富豪アルカド
本書は日本で考古学の研究者をしていた大場拓哉が、友人が持ち込んだ粘土板を解読し始めるという形で、古代バビロニアの大富豪についての物語が描かれていきます。
物語の主人公である少年バンシルは、貧しい家庭で育った少年です。
そんなバンシルが、バビロン1の大富豪であるアルカドと出会い、お金に愛される人間になるための「黄金法則」を学んでいきます。
アルカドがバンシルに伝える「黄金法則」とは?
バビロン1の大富豪が語る法則は、一体どんなものなのでしょうか?
大富豪アルカドが教える「7つ道具」と「5つの黄金法則」
大富豪アルカドは、少年バンシルに向けて
黄金に愛される7つの道具
を授けたうえで、ある課題を伝えます。
アルカドが教えた 黄金に愛される7つの道具 は以下の通り
- 収入の十分の一を貯金せよ
- 欲望に優先順位をつけよ
- 貯えた金に働かせよ
- 危険や天敵から金を堅守せよ
- より良きところに住め
- 今日から未来の生活に備えよ
- 自分こそを最大の資本にせよ
少年バンシルは、7つの道具を駆使して無事に大富豪アルカドからの課題を達成できるのでしょうか?
5つ黄金法則は、物語の中盤で登場します!
ぜひ本書を手にとって皆さん自身でお確かめください^^
バンシル、アルカド、大場拓哉 それぞれの物語の行く末
少年バンシルは、大富豪アルカドとの出会いで人生が大きく変わります。
黄金法則を学び、課題を通じて行動し、アルカドも感心するほどの成果を出します。
そんな順風満帆な2人の物語ですが、ある出来事をきっかけに事態が大きく変わってしまいます。
バンシルとアルカド、それぞれの物語はどのような結末を迎えるのでしょうか。
一方、本書にはもう1人重要な登場人物がいます。
本書で序盤に登場する考古学者大場拓哉は、仕事が上手くいかず、借金を抱えてしまいます。
さらに、奥さんに愛想をつかされ、娘といっしょに出ていかれてしまうという、まさに漫画のような話。
そんな大場は、粘土板の解読を通じて「お金に愛される不変の真理」を見つけます。
大場の物語のほうは、いったいどんな結末を迎えるのでしょうか?
商品紹介ページ バビロン 大富豪の教え
筆者の推しポイント
紀元前から続くお金の不変の真理を知ることができる!
本書の原作となった「バビロンいちの大金持ち」が、100年近く読まれ続けているのはなぜでしょうか。
お金にまつわる情報は変化が激しく、古い情報はどんどん不要なものになってしまいます。
そんな中で、今でも名著として読まれ続けているのは、本書がお金の不変の真理を記しているからです。
時代が変わり、環境が変わり、新しい情報が次々と出てきても、ずっと役に立つ知識が本書にギュッと詰まっています。
また、本書で描かれているのは知識だけではありません。
知識を持っているだけでは、お金に愛される人間にはなれない。
知識以上に大切なことを、バンシルや大場の物語を通して伝えてくれる、そんなところも筆者が本書を「推す」ポイントです。
情報や制度は時代とともにアップデートされていきますが、本質的に大切なことはいつの時代も変わらないんですね^^
「富」と「幸福」について、本当に大切なことがわかる!
本書は「お金」をテーマにした本です。
ただ、多くの人は「お金」そのものを欲しているわけではないはずです。
多くの人が本質的に望んでいるものは「幸福」なのではないでしょうか。
本書の後半部分で、「富」と「幸福」について、バンシルや大場が自分の人生を通して読者に教えてくれています。
「幸福」とはなにか
これは、個人の価値観によって答えが分かれる問いかもしれません。
本書を通じて、みなさんにとっての「幸福」を改めてを考えるのもいいかもしれません。
筆者は本書をきっかけに、自分にとっての「幸福」ってなんだろう?
と考えてみました^^
いつかそんなことを記事にできたらいいですね^^
コラムで「現代の黄金法則」を知ることができる!
本書のメイン部分は、古代バビロニアの時代に記された粘土板から解き明かされた物語です。
本質的な「真理」については、現代でもしっかり使える知識です。
しかし、「現代でお金持ちになる方法」については描かれていません。
古代バビロニアに時代には「株」も「NISA」も「ふるさと納税」もありません。当然ですが。
なので本書では「コラム」と称して、現代の黄金法則を短く、わかりやすく説明してくれています。
「株式投資」「インデックスファンド」「長期分散のメリット」などなど……
なので本書は
時代や制度に左右されない本質的な知識やマインドはメインの漫画パートで
現代で使える具体的な制度や方法論についてはコラムのパートで
という、一石二鳥のお得な本になっています。
コラムのパートは正直情報量でいうと少し物足りない感もありますが、
そこは過去に紹介した本などで補強していきましょう!
商品紹介ページ バビロン 大富豪の教え
こんな人にオススメ
お金の勉強を何から始めればいいのかわからない人
お金について漠然と不安は抱えながらも、何から始めればいいかわからずに行動できずにいる人。
本書はそういった方にはピッタリな本です。
専門的な知識は不要で、漫画で読みやすい。なのにやるべきことはハッキリわかる。
この本で行動を起こすための第一歩を始めていきましょう。
貯金習慣がなくて将来が不安な人
2022年の家計の金融行動に関する世論調査によると、全世帯のうちの26.9%は金融資産を持っていないと回答しています。
つまり、日本人の約4人に1人は貯金の習慣がない、ということになります。
今現在貯金の習慣がない人でも、特に不安を感じていない人はそれでいいかもしれません。
しかし、今少しでも不安を感じているという人は、一刻も早く本書を読むことをおすすめします。
資産形成において時間というのは非常に重要な要素です。
資産形成は早く始めたほうがいい。
すでに資産形成を始めている人の多くが感じていることではないでしょうか。
筆者は20代前半のうちから資産形成を始めていなかったことを
かなり後悔しています><
なので、若い人向けへの情報発信をしようと思いました!
お金と幸せの関係についてうまく言葉で説明できない人
筆者を含め、多くの人は「お金」を使って「幸せ」を手に入れたいと感じているのではないでしょうか。
ただ、
どうやって「お金」で「幸せ」を手に入れるのか?
と問われて、上手く説明できない人も多いと感じています。
本書ではバンシルの「お金」についての考え方や、大場にとっての「幸せ」を知ることができます。
自分にとっての幸せがハッキリ分かっている人は、行動の軸が明確で生きていて楽しそうだな、と感じます^^
以上、「バビロン 大富豪の教え」をおすすめしました!
ありがとうございました!
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