新社会人や投資初心者に向けて、お金の勉強をするときにぜひ読んでほしい本をおすすめする「お金のおすすめ本」
今回は、お金の本質を物語で紐解くベストセラー「きみのお金は誰のため」を紹介します。
Amazonレビューでも高評価が多い本書、読んだあとは価値観がガラッと変わります。お金について本質的なことをわかりやすく書いてくれている超良書です。
今回も、本の内容についてざっくりレビューをして、個人的におすすめするポイントや、こんな人に読んでほしい!というところもお伝えしていきたいと思っています
筆者の一言まとめ!
「君のお金は誰のため」は、元ゴールドマン・サックスの金利トレーダー田内学氏が描く「お金の本質」がわかる物語!
お金の本当の姿を知ったうえで、私たちが幸せに生きるための考え方を知ることができる本!本書を読んで、自分の考え方や行動を変化させていこう!
本書の概要
筆者は元ゴールドマン・サックスのエリート金融マン
筆者の田内学氏は、2006年にゴールドマン・サックスに入社。
以後16年間、日本国債、円金利デリバティブ、長期為替などのレーティングに従事されました。
2019年に退職された後、佐渡島康平氏に師事し、執筆活動を開始されます。
また、社会的金融教育家として、学生・社会人向けに講演活動などもされています。
Youtubeで直接どんな方か見ることができますので、ぜひ一度ご覧ください。
こちらの動画では本書でも語られている内容が田内氏本人によって説明されています^^
発売以来話題沸騰!20万部を突破し、絶賛の声多数!
本書は2023年に出版された、比較的新しい本です。
しかし、発売以来日本中で大反響となり、Amazonでもベストセラーとなりました。
現在20万部を突破し、まだまだ広がりを見せています。
★読者が選ぶビジネス書グランプリ2024 総合グランプリ「第1位」受賞!
★楽天Kobo電子書籍Award2024 「人生に役立つ本(国内編)」大賞 受賞!
また、多くの著名人や読者から、絶賛の声が続々と届いています。
商品紹介ページ きみのお金は誰のため
ざっくりレビュー
謎めいた屋敷で始まる、お金の講義
主人公は、中学2年生の優斗。
ある雨の日、優斗は七海という女性と出会い、謎めいた屋敷へと足を踏み入れます。
そこで出会った大富豪のボスは、優斗と七海にこう告げます。
「この建物の本当の価値がわかる人に屋敷を譲る」。
こうして始まる、ボスによるお金の講義。
優斗は、七海と共にボスの言葉に耳を傾け、お金の本質や経済の仕組みについて学んでいきます。
ボスの関西弁がキャラが立っていて好きです^^
お金の本質とは? 経済の仕組みを紐解く
本書では、以下のような内容が、物語を通して深く掘り下げられます。
1:お金はなぜ価値があるのか?
お金は単なるモノではなく、時間やエネルギー、信頼などの価値を表すツールです。
ただ、本書でボスは「お金自体には価値がない」と断言されています。
多くの人がお金に価値があるように感じているのはなぜなのか?
お金の先にあるものがわかると、見えてくるものがあります。
2:お金で解決できる問題は何か?
お金で解決できるものはなんでしょうか?
簡単に言えば、「お金で交換できるもの」です。
衣食住などの基本的な生活必需品、教育や医療などのサービス、娯楽や旅行などの楽しみなど。
これらに関する問題はお金で解決できる問題に感じます。
ただ、お金があっても解決できないときがあります。
これが「お金で解決できる問題はない」というボスの言葉に繋がっていきます。
3:みんなでお金を貯めると問題は解決できるのか?
「お金は奪い合うことしかできないが、未来は共有できる」
老後問題が深刻さを増していく中、ボスはお金をみんなで貯めても意味がないといいます。
ボスの真意はなんでしょう?
そして、未来を共有するために取り組むべきことはなんでしょう?
4:経済成長とは何か?
限られた資源の中で、より多くのモノやサービスを生み出すことで経済は成長します。
技術革新や生産性の向上が、経済成長を促進するということです。
そして、その経済成長を実現させているのは誰でしょう?
世の中の経済格差というもののしくみがボスによって明かされていきます。
5:将来破綻する国はどんな国なのか?
現在日本政府には1200兆円を超える借金があります。
しかし、その借金は果たして日本という国を破綻させる原因になるものなのでしょうか?
そもそも、将来破綻する国は「返しきれないくらいの借金を抱えている国」なのでしょうか?
これからの日本が本当に取り組まなければならない問題がわかります。
6:「働くこと」「お金」「幸せ」の関係は?
お金は確かに幸せをもたらす要素の一つです。
しかし、お金だけでは真の幸せは手に入らないというのは誰しも感覚的に理解できることだと思います。
そして、お金を得るためには働く必要があります。
ただ、お金のために働いている人が幸せなのかというと、これも違和感があります。
ボスは働くことに何を求めているのでしょう?
「働くこと」「お金をもらうこと」「幸せになること」
3つが1つにつながる考え方はあるのでしょうか?
イラストや図表で理解が深まる
本書は、物語形式で読みやすいだけでなく、イラストや図表も多く使われており、理解を深めるのに役立ちます。
特に、経済の仕組みを説明する章では、分かりやすい図解が用いられており、初心者でもすんなりと理解することができます。
各章の末尾に分かりやすいまとめをしてくれているのもありがたいです^^
商品紹介ページ きみのお金は誰のため
筆者の推しポイント
「きみのお金は誰のため」で、筆者が「推し」ているポイントは以下の通りです。
お金に対する考え方が大きく変わる
筆者を始め、多くの人は「お金」に対して全能的なイメージを持っていると思います。
そういった方にとって、本書の「お金自体に価値はない」「お金に解決できる問題はない」というメッセージは衝撃が大きいと思います。
筆者は読む前と読んだあとで、お金に対する考え方は大きく変わりました。
本書のメッセージに疑問を持つ人は、読んで損しないと断言できます。
読む前は「お金に解決できる問題はないって、どんな屁理屈なんだろう?」と疑っていました^^;
お金と幸せについて、新たな視点が見えてくる
近年FIREを目指す人が増えてきています。
FIREは「Financial Independence, Retire Early」の略で、日本語では「経済的自立と早期退職」と訳されます。
このコンセプトは、積極的な貯蓄と投資を通じて早期に経済的自立を達成し、従来の退職年齢よりも早く仕事を辞めて自由な生活を送ることを目指しています。
FIREムーブメントは、アメリカで特に人気を博し、日本でも注目され始めています。
FIREを達成することで、仕事に縛られず、自分の好きなことに時間を使える自由な生活を実現することが可能になります。
しかし、FIREを実際に達成した方は全員幸せになれているのでしょうか?
FIRE後にうつ病になったり、暇に耐えきれず仕事復帰したり、という方も見受けられます。
本書でそのメカニズムが分かると、お金と幸せの新たな視点が見えてきます。
筆者はFI(経済的自立)は目指します^^
将来に向けて取ろうと思う行動が変化してくる
お金のことや経済の仕組みが分かってくると、その後の行動も変化します。
お金を貯めていること、仕事をしていること、勉強をしていること。
今やっていることが、どんな未来に繋がっているのか。
ボスの考えや、優斗のお金の向こう研究所での活動はとても参考になります。
商品紹介ページ きみのお金は誰のため
こんな人に読んでほしい
お金さえあればなんでもできる!と思っている人
お金さえあれば何でもできる!お金が何よりも大事!と思っている人は、ぜひ本書をお読みください。
お金の向こうに目を向けることで、価値観が変化すること間違いなしです。
会社がイヤで、FIREしたい、働きたくない!と思っている人
会社がイヤ!FIREしたい!働きたくない!と思っている人にもオススメです。
働かないことに魅力を感じている人には、この本のボスの言葉を見てほしいです。
働くことは本来とても魅力的なことなんだ、と感じました^^
お金持ちはずるい!と思っている人
お金持ちはずるい!お金持ちから沢山税金をとってみんなに配ればみんなはもっと豊かになる!
と思っている人は、世の中の経済の仕組みの章を読んでみてください。
世の中に退治する悪党はいない
という言葉の真意がわかると、世の中のお金持ちを見る目が変わってきます。
世の中からお金持ちがいなくなったら、どうなるのでしょうか……
それ以外にも、このような人は本書をぜひ読んでみましょう。
商品紹介ページ きみのお金は誰のため
まとめ
「きみのお金は誰のため」は、お金や経済に関する知識を深めたい人におすすめの一冊です。
物語形式で読みやすく、イラストや図表も多く使われているため、初心者でも理解しやすい内容となっています。
本書を読むことで、お金に対する新しい視点を得ることができ、より豊かな人生を送るためのヒントが見つかるかもしれません。
今すぐ購入して、お金の本質を学びましょう!
本書の購入はこちらからできます。
本書は、2023年10月に発売されたばかりの最新刊です。
まだ読んだことがない方は、ぜひこの機会に手に取ってみてください。
カテゴリ一覧