給料日に必ず会社から届くもの、それは給与明細書ですね!
届いていない、という人は……会社に問い合わせてみてください^^;
ところで、給与明細ってややこしくて見かたがよく分からないですよね……
しかも、引かれている金額がとても多い気がして、無性に腹が立つ!みたいな
今日はそんな方に向けて、給与から引かれている税金の種類と計算方法について解説します!
さらに、税金を安くするための控除についても解説します!税金をコントロールできるとお金が貯まりやすくなっていきます!
社会保険料については別の記事で解説するので、後日そちらも併せて確認してください!
この記事を読むと……
・額面給与と手取り給与の違いがわかる!
・住民税と所得税の違いと計算方法がわかる!
・控除の種類と、誰でも使えるおすすめの節税方法がわかる!
筆者の一言まとめ!
額面の給与から税金と社会保障費を引いた金額が手取りの給与!給与からは住民税と所得税が引かれている!
住民税は前年の所得から金額を計算し、毎年6月頃に金額決定の通知書が送られてくる!所得税は毎月の給与から概算で天引きし、年末調整や確定申告で差額分を調整する!
会社員の場合、住民税と所得税は給与から天引きされていることが多い!自動で引かれているから仕組みや内容をよく知らない人が多いが、知っていると特をすることも!
納税額を決める際、控除を活用することで自分の納める税金の額を減らすことができる!ふるさと納税やiDeCoは、控除の中では比較的誰でも使いやすく、オトクな節税方法!
2024年は定額減税が実施され、1人あたり4万円の減税がある!
額面給料ー(税金+社会保険料)=手取り給料
給料から引かれる税金は「住民税」と「所得税」
世の中にはいろいろな税金がありますが、給与から天引きされるのは住民税と所得税の2種類です。
どちらも社会を保つために大切な税金であることには違いありませんが、納付先や計算方法は異なるため、知っておくといいでしょう。
給与からは社会保険料も引かれる
給与からは税金以外にも社会保険料が天引きされています。最近はこちらの金額がどんどん膨らんできており、手取りが少なくなる要因になっています。
社会保障費に関しては別の記事でまとめたいと思います。
住民税と所得税は納付先と計算方法が異なる
住民税は地方に納める地方税
住民税は、皆さんが住んでいる都道府県や市区町村に納める 地方税 という税金です。
細かい税率の計算などは、総務省のHPを確認しましょう。
特徴は、 前年所得課税 という仕組みです。
住民税は 前年の所得に応じて今年の納税額を決定する という仕組みになっています。前年の所得を現前徴収票から確認し、毎年6月頃に住民税の通知書が会社や個人宅に送られてきます。
この仕組みのため、新社会人など前年所得が一定より少なかった人には住民税がかかりません。
社会人2年目に手取りが減る現象は、住民税や社会保障費などが原因です。
給与アップより税金や社会保障費のアップのほうが大きくなりやすいんです><
所得税は国に納める国税
所得税は、国に納める 国税 という税金です。
所得税については、財務省のHPに詳しく記載されています。詳しく知りたい方はチェックしてみましょう。
特徴は 累進課税 と 現年所得課税 という仕組みです。
累進課税は 所得が増えると税率が上がる という仕組みです。最高で45%まで税率が上がります。
現年所得課税は住民税と比較するとわかりやすく 今年の所得に応じて今年の納税額を決定する という仕組みです。
ただ、今年の所得は現時点では把握できません。そのため、毎月の給与から概算して天引きし、年末調整や確定申告で差額分の調整をする、という仕組みになっています。
年末調整で少し手取りが変動するのは、この調整をしているからです。
納める先が違うので、管轄省庁も違いますね^^
控除を使うと納める税金が少なくなる
所得ー控除=納付額 控除を増やせば納付額は減る
税金の決まり方は非常に複雑です。全てを把握しようとするとかなり細かい勉強が必要になります。
ここだけは覚えて欲しい、というのが 控除 という仕組みです。
簡単に言うと控除は 納める税金を調整するための仕組み というもので、控除が増えれば納める税金が少なくなるという仕組みです。
つまり、控除をマスターすることで、自分の税金をコントロールできるようになります。
控除を増やしまくればいいのか、というとそういうことでもないので気をつけてください^^;
ムダにお金を払ってまで控除を増やそうとすると、むしろ損なこともあります><
誰にでも使いやすい控除はiDeCoとふるさと納税(+保険)
控除には様々なものがあり、誰でも使えるものから一生に一度使うかどうか、というものもあります。
控除の中でも誰にでも使いやすいものとしておすすめしたいのがiDeCoとふるさと納税です。
iDeCoは小規模企業共済等掛金控除、ふるさと納税は寄附金控除を利用する節税の仕組みです。
それぞれ別で解説を作成予定なので、ぜひチェックしてください!
また、保険料控除も使っている人が多い控除の1つです。ただ、こちらは控除額が少ないのでおまけ程度に考えておいていいと思います。
控除目的で保険に入る、というのはあまりいい選択ではないと考えています。
医療費控除や住宅ローン控除は将来のために知っておきたい
各種控除の中でも、医療費控除と住宅ローン控除は将来のために知っておきたい知識です。一度は使うことになるでしょうし、金額も大きくなりやすいです。
その他の控除も大切ですし、知っておくとかなり便利な知識です。こういったことを全体的に学びたいのであればファイナンシャルプランナーの資格を取得することをおすすめします。
今はYoutubeで無料の動画も見ることができ、独学でも取得しやすい環境だと思います。中でもほんださんの動画はわかりやすくておすすめです。
無料だと続ける自信がないから、お金を払って自分にプレッシャーをかけて勉強したい!という人は有料の講座を試してみるのもいいと思います。こちらは月額制なのですが、現在キャンペーン中で1ヶ月のみの利用も可能です。
FP2級まで1ヶ月はなかなか厳しいスケジュールですが、3級であればかなり現実的な目標設定です。まずは1ヶ月で3級取得し、講座が良ければ続けて2級まで受講というのもおすすめです。
栗本大介のFP予備校筆者は現在FP2級取得目指して絶賛勉強中です^^
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今年は定額減税があるので若干計算方法が異なる
2024年は定額減税が行われます。そのため、今までの計算と少し異なるので注意が必要です。
こちらの動画で詳しく説明されているので、ご確認ください。
税金関係の最新情報を仕入れたいのであればこちらのチャンネルは非常に参考になります。
まとめ
いかがだったでしょうか?
税金のことを詳しく知っていると、税金を抑える方法もわかるようになります。もちろん合法的な範囲でですが、少なくできるのであれば嬉しいですよね!
特に今年は定額減税で混乱が起きる可能性が高いので、知っていると周りの人に感謝されるかも…?
以下、まとめです!ありがとうございました!