お金を増やす方法として「複利」という言葉を耳にしたことはありますか?
貯金や投資に関心がある人なら、一度は聞いたことがあるかもしれません。
しかし、複利がどのように機能し、なぜそれが大きな利益をもたらすのかについては、まだよくわからないという方も多いでしょう。
そこで今回は、複利の基礎知識からその魅力まで、わかりやすく説明します!
この記事を読むと……
・複利のこと、単利との違いをシュミレーションを使って理解できる!
・複利の例で有名なジャックとジルの話がわかる!
・複利の効果を最大限に活かすための投資方法や便利な制度がわかる!
筆者の一言まとめ!
複利とは「利子に対しても利子がつく」仕組み!
アインシュタインは複利を「人類最大の発明」といい、その驚異的な力を称賛した!
複利の説明で有名なジャックとジルの話では、複利の効果で投資金額の少ないジャックが最終的に多くの資産を持つことができている!
投資において「早く始めて長く続ける」ことの重要性は、思っている以上に大きい!
複利を最大限活かすためには、利率の高い低コストな投資を長期間継続することが大切!
NISAやiDeCoなど税優遇のある制度を活用し、低コストで歴史のあるインデックス投資信託を長期間保有することができれば、資産形成がとても有利になる!
複利とは「利子に対しても利子がつく」人類最大の発明
複利とは「利子に対しても利子がつく」仕組みのことです。
単利の場合、元本に対してのみ利子がつきますが、複利では元本とこれまでに得た利子の合計に対して利子がつくため、時間が経つほどその効果が大きくなります。
天才物理学者として有名なアインシュタインは、複利についてこんな言葉を残しています。
「複利は人類最大の発明である。それは宇宙で最も強力な力だ。」
Albert Einstein (1879 – 1955)
(”Compound interest is the eighth wonder of the world. He who understands it, earns it; he who doesn’t, pays it.”)
この言葉は、複利が持つ驚異的な力を強調しています。
アインシュタインは、複利の仕組みを理解しそれを利用する者は利益を得るが、理解せずに無視する者は損失を被ることになると言っています。
複利を理解し、早い段階で投資を始めることで、長期的な経済的成功を収めることができます。
アインシュタインは自身が証明した相対性理論より複利のほうがスゴイと思ったんでしょうか…?
単利と複利の違いを知る
単利と複利の違いを具体的に見てみましょう。
例えば、100万円を年利5%で10年間運用する場合、単利では毎年5万円の利子がつくので、10年後には元本と利子を合わせて150万円になります。
一方、複利では毎年得られる利子が増えるため、10年後には約162万円になります。
この差は単利と複利の違いによるものです。
複利の効果を実感するためのシミュレーション
複利の効果を実感するためには、シミュレーションを行うことが有効です。以下の具体例を見てみましょう。
- 毎月の積立投資:
- 例えば、毎月1万円を年利5%で20年間複利で運用した場合、最終的には約411万円になります。
- これは元本の240万円に対して、約171万円の利子がついた結果です。
- 一括投資:
- 一度に100万円を年利5%で30年間複利で運用すると、30年後には約432万円になります。
- 元本に対して約332万円の利子がつく計算です。
- 短期投資と長期投資の比較:
- 100万円を年利5%で10年間運用すると、単利では150万円、複利では約162万円になります。
- 一方、これをさらに20年間複利で運用すると、最終的には約265万円になります。
このように、期間が長くなるほど複利の効果が顕著に現れます。
複利はよく「雪だるま」と例えられています。
最初は小さいのにどんどん大きくなっていく^^
複利の例として有名な「ジャックとジル」の話
ジャックとジルの話は、複利の効果をわかりやすく説明するためによく使われる例です。以下にその話の概要を紹介します。
ジャックとジルの投資戦略:75歳時点の比較
ジャックとジルは同じ年齢の兄妹です。二人は投資について学び、若いうちからお金を増やすために行動を起こしました。しかし、二人の投資戦略には大きな違いがありました。
ジャックとジルの話はいろいろなパターンで話が作られています^^
今回も1つの例として読んでみてください^^
ジャックの投資戦略
ジャックは22歳から30歳までの8年間、毎年100万円を投資しました。
その後は投資を止め、利子が複利で増えるのを待つことにしました。
ジャックの投資期間は8年間ですが、彼の投資したお金はその後も複利で増え続けます。
ジルの投資戦略
ジルは、22歳から30歳まで投資を行わず、30歳から毎年100万円を投資し始めました。
ジャックとは逆に、彼女は60歳までの30年間毎年投資を続けました。
投資結果の比較
二人の投資の結果を見てみましょう。
以下は年利7%で運用した場合の例です。
ジャックの投資結果
- 22歳から30歳まで毎年100万円を8年間投資(総額800万円)。
- 30歳以降は追加投資なしで、75歳まで利子が複利で増え続けます。
その結果、75歳時点での総額は約1億8839万円です。
ジルの投資結果
- 30歳から毎年100万円を30年間投資(総額3000万円)。
- 75歳時点での総額を計算します。
その結果、75歳時点での総額は約1億5387万円です。
長期の複利運用は投資額を覆す力を持っている
この話からわかる重要なポイントは、投資を始める時期の早さと複利の力です。
ジャックは投資期間が短かったにもかかわらず、若いうちから投資を始めたことで、複利の効果を長期間享受することができました。
一方、ジルは総投資額が多かったにもかかわらず、開始が遅れたため、最終的な資産額に差が生じました。
結果のまとめ
ジャックとジルの話は、早期に投資を始めることの重要性と、複利の力の強大さを示しています。
早めに投資を始めることで、少額の投資でも長期的に大きなリターンを得ることができます。
もちろん、運用期間や投資金額を調整すればジルのほうが良い結果になることもあります。
しかし、基本的に運用期間を覆すには、より高いパフォーマンスを出すか、より多くの投資金額を用意することが必須です。
つまり、より大きなリスクテイクを必要とするため、成功するのは難しいです。
複利計算のシュミレーションサイトはアセットマネジメントOneが一番便利だと
個人的には思っています!
複利を活用した投資方法を学ぶ
複利の効果を最大化するポイント
複利の効果を最大化するためには、次の点に注意しましょう。
- 投資期間を長くする:
- 投資期間が長いほど複利の効果は大きくなります。短期的な利益を追求するのではなく、長期的な視点で資産運用を考えることが重要です。
- 高い利率を目指す:
- 複利の効果は利率が高いほど大きくなります。リスクを適切に管理しながら、できるだけ高い利率を目指す投資先を選びましょう。
- コストを抑える:
- 投資にかかる手数料や税金などのコストをできるだけ抑えることが、複利の効果を最大化するためには重要です。低コストの投資信託や税優遇のある制度を活用することが有効です。
おすすめはNISAやiDeCoを活用した低コストインデックス投資信託の積立
複利の力を活かすために、具体的にやることはシンプルです。
低コストを意識して優良なインデックス投資信託を長期保有することが王道です。
低コストを意識するのであれば、投資商品だけでなくNISAやiDeCoを始める証券会社も重要です。
多くの有識者がおすすめしているのは楽天証券かSBI証券です。手数料、商品ラインナップのどちらを考えても、この2つ以外を使う理由はないです。
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NISAでのインデックス投資積み立ては、クレジットカードで行うことができます。
SBI証券なら三井住友カードNL、楽天証券なら楽天カードで積立を行うと、ポイントなどももらえてお得に資産形成が始められます。
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楽天カードまとめ
今回は「複利って本当にお得?基礎から説明します」について解説しました。
複利の基礎を理解し、その効果を実感することで、長期的に大きな利益を得ることができます。
時間を味方につけ、継続的に投資を行うことで、あなたのお金も大きく成長するでしょう。
以下の記事では「複利を活用した具体的な投資方法」について更に詳しく解説しているので、こちらの記事も併せて読んでみてください。
複利を学び、実践するために、おすすめの投資書籍も参考にしてみてください。
以下の書籍は、投資の基本から応用まで詳しく解説しているので、ぜひチェックしてみてください。
あなたも賢くお金を増やしましょう!
これからも、一緒にお金の知識を深めて、豊かな未来を築いていきましょう!