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【1ドル160円!?】円安の仕組みやメリットデメリットを解説!対処法は外貨建て資産への分散投資!

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お金の基礎講座

2024年6月27日現在、為替相場では1ドル160円を突破しています

NHK: 円相場 1ドル=160円台後半に値下がり 対ユーロは最安値を更新

37年ぶりの円安水準ということで、若い世代にとってはいまだかつて経験したことのない事態ですね。

ところで、

「円安、、、ってなんですか?」

「言葉は知っていますけど、意味はわからないんです。。。」

「調べてもよくわかんないし、今さら人に聞くのもちょっと恥ずかしい、、、」

という方、いらっしゃいませんか?

この記事で、円安について簡単な図解とともに解説していきます!

中学生にも、小学生にも「分かりやすい!」と言われた解説なので、ご安心ください!

さらに、円安に対処するためにおすすめの方法もお伝えしていきます!

この記事を読むと……

・円安の仕組みや、今円安になっている原因がわかる!

・円安のメリット、デメリットがわかる!

・円安に対処するためのおすすめ方法がわかる!

筆者の一言まとめ!

円安は「円の価値が下がる」現象のこと。同時に「ドルの価値が上がる」という現象も起こる。シーソーのような関係!今の円安の主な要因は、アメリカの金利が高水準のまましばらく続きそうという予測から!(実際はもっといろいろあります。)

円安は、・輸出企業の業績が良くなる・海外からの観光客が増える・外貨の価値が上がるなどのメリットがある!一方で、・輸入企業の業績が悪くなる・海外へ行きづらくなる・インフレが進み国内消費が落ち込むなどのデメリットもある!

円安に対処するためのおすすめ方法は外貨建ての資産を持つこと!オルカンやS&P500などの外貨建て株式投資信託をNISA口座などで長期間保有し続ければ、これから先円安が続いても自分の持っている資産の価値を保つことができる!

シン

アラサーになってお金の勉強に目覚め、1年で資産+200万達成!
「新社会人が1年で貯金100万円を貯める方法」をブログで発信中。
普段は国内某所で子供に勉強を教える仕事をしている普通の会社員。教えることに関しては正真正銘「プロ」です!
簿記・FPも取得した先生が、お金のことをわかりやすく解説!

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円安とは「円の価値が下がる」ということ

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1ドルという商品を買うイメージ

中学校の授業でも取り扱う、円高(ドル安)と円安(ドル高)について、よくわからないという人もいるかと思います。でもこれ、意外と簡単に理解できるようになります。

1ドルという商品を買うイメージをしてみてください。

例えば、1ドル100円の場合は1ドルという商品が100円で買えるということです。

これが、1ドル150円になるとどうでしょう。

今まで100円で買えていた商品が150円になりました。

ということはドルは高くなっていますよね。

ドル高=円安なのでドルが高くなった=円が安くなったということになります。

ドルの価値と円の価値はシーソーのような関係なので、片方が上がれば片方は下がります。

反対にドルが安くなれば、円は高くなります。

1ドル100円から1ドル80円になれば円高(ドル安)ですね^^

130円で買えていたものが155円になった

さて、円安が理解できたところで、今現在の円安がどのような状態なのかをもう一度確認してみましょう。先ほどのニュース記事を読んでいくと、2023年の年初は1ドル130円ということでした。

これが、たったの1年6ヶ月で1ドル160円を突破。非常に急激な円安ですね。

これは今まで130円で買えていたものが160円出さないと買えなくなってしまっということを意味します。

特に日本は食料や燃料など生活に欠かすことのできない多くのモノを輸入に頼っているので、この円安が日々の生活に与える影響は決して少なくありません。

今の円安は米国の高金利が主な要因

為替には様々なことが影響を与えており、今回の円安の要因を1つに断定することはほぼ不可能です。

しかし、大きく影響を与えている要素の1つは、米国の高金利継続の予測で間違いないでしょう。ここでの金利というのは各国の中央銀行が設定している金利(政策金利)というものです。

金利が高いと、以下の要因から市場に流通する通貨の量が徐々に減少し、インフレを抑制できる効果が期待できます。

  • 中央銀行からの新規借り入れを抑制し、市場に出回る通貨の量が増えにくくなる
  • 中央銀行が回収する利息が増大し、市場に出回る通貨の量を徐々に減らしていく

アメリカはコロナ禍の中で市場に通貨を流しすぎて、異常なインフレが続いていました。最近徐々に収まって行きていたため、6月あたりに金利の引き下げが予想されていました。

しかし、アメリカ経済の根強い成長を背景に、インフレが収まる気配がなく、利下げの先送りがほぼ決定的となりました。

その影響で一気に1ドル160円の壁を突破していった、というのが今回の円安の大まかな流れです。

今後の米国金利の利下げ予測は早くて9月、遅いと12月または年内利下げなしと言われているので、円安はもうしばらく続くかもしれません。

しかし、基本的に金利を含めて未来は誰にもわからないので、いつまでこの円安が続くかは不透明です。

日本は反対に大規模な金融緩和を数年間続け、市場に通貨を流し続けていました。「異次元の金融緩和」というやつです。最近金融緩和が終了しましたが、ドル円のレートにはほとんど影響が見られませんでした^^;

円安の メリット デメリット

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円安にはメリットもデメリットもあります。それぞれ確認していきましょう。

円安のメリット

輸出企業の業績が良くなる

円安になると、海外から見たときの日本の製品やサービスはとてもお買い得に見えます。

例えば、150万円の自動車があったら、1ドル100円のときは1.5万ドルで購入していました。円安になり1ドル150円になったら、支払う金額が1万ドルに減ります。同じものを買うのに、代金が5000ドルも安くなるのはとてもお買い得ですよね。

実際に、自動車を輸出しているトヨタは2023年に過去最高益を更新しています。

NHK: トヨタ自動車 営業利益が4兆円を超えて過去最高

外国からの観光客が増える

輸出が好調になるのと同じ理屈で、海外にとって日本は非常にお手頃な観光スポットに見えるようになります。

特に日本はサービスもよく衛生面、安全面でももともと観光客には人気の国なので、今の円安は観光業への力強い追い風になっています。

NHK: 円安で観光客の需要増 成田空港 年末年始の入国ピーク

もともと日本は当時の安倍政権下で観光立国を目指していたのですが、コロナで大きく打撃を受けてしまいました。

コロナが落ち着いたこれからの観光業の盛り上がりは楽しみですね^^

外貨建て資産の価値が相対的に上がる

日本円の価値が下がるということは、相対的に外貨の価値が上がるということを意味します。

なので、自分の持っている資産を外貨や外貨建ての資産にしておくと、資産価値は日本円で持っているよりも上がることになります。

外貨建ての資産とは外国株や外国債券など、外貨で取引を行う資産のことです。

反対に、資産を日本円だけで持っていると、価値が一方的下がり続けていきます。円安の状態で日本円を多く持っていることは資産価値の観点からみると大きなリスクです。

資産ってなんですか?という人は、過去に解説した記事がありますのでぜひご参照ください^^

円安のデメリット

輸入産業の業績が悪くなる

輸出産業は好調になりますが、輸入産業は業績が悪化します。原因はとてもシンプルで、仕入れ価格や輸送費が高騰してしまうからです。

ざっくりとした説明になってしまうのですが、企業の利益は売上から経費を引いたものになるので、経費が膨らむ原因となる円安は企業の利益にダイレクトに影響を与えます。

外国に行きづらくなる

メリットの裏返しになりますが、日本から海外旅行にいくのは非常に経済的なハードルが高くなります。たまにニュースでも「海外だとラーメン1杯4000円ですよ!?」みたいなのが流れてきていますよね。

日本円の価値が下がるということは、日本円と交換できる外貨の量は少なくなっていきます。例えば1万ドルを用意したいときに、1ドル100円なら100万円で用意できます。それが1ドル150円になると、同じ1万ドルを用意するのに150万円も用意しなければなりません。

国内の商品がインフレし、国内消費が落ち込む

特に多くの資源やエネルギーを輸入に頼っている日本において顕著ですが、国内商品の物価が上昇(インフレ)していきます。ただ、インフレそのものはデメリットではありません。問題は国内の賃金上昇がインフレに追いつかないことです。

インフレに対応して日本で働く人々の実質賃金も上昇してくれればいいのですが、日本は今2年近くインフレに賃金上昇が追いついていない状況が続いています。

NHK: 1月の実質賃金 前年同月比で0.6%減少 22か月連続のマイナス

実質賃金が減少し続けると、国内の消費は落ち込み続けるので、国内の経済にとっても私たちの生活にとっても大きなデメリットとなります。

筆者は自炊をするためよくスーパーに行きますが、インフレを強く感じます。

カップ◯ードルとかもう1年以上買ってないですね。高すぎです^^;

基本的に今の円安は私たちの生活にマイナスの作用が大きい

以上が円安のメリットとデメリットですが、結局円安は私たちにとっていいことなのか悪いことなのか、どちらなのでしょうか。

基本的に、今の円安は私たちの生活にはマイナスの作用が大きくなっています。

特に深刻なのは実質賃金の減少が続いていることです。これは円安だけが原因ではないのですが、企業としては原材料費の高騰に対応しなければならないので賃金を上げにくいというのがネックになっています。

国内需要だけで活動していることが多い企業などは、円安の負の側面だけをもろに食らうことになって大ダメージです><

円安に対処するためには外貨建ての株式投資信託がいい

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円安のメリットを活かして自分の資産の価値を上げる(保つ)

今の円安は私たちの生活には悪影響が多いのですが、ただそれを黙って受け入れていくのも嫌ではないでしょうか?円安に対処する方法はいくつかありますが、比較的簡単にできる対策をお伝えします。

円安へのおすすめ対処法は外貨建ての資産を持つことです。

円安のメリットにあった外貨建て資産の価値が上がというのを活用する方法です。

NISA口座などでオルカンやS&P500などの外貨建ての投資信託を持っておくと、円安のデメリットは受けつつ、メリットも享受できるようになります。

NISAや投資信託については過去の記事を参照ください!

口座開設サイトのリンクはこちらです

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NISAでのインデックス投資積み立ては、クレジットカードで行うことができます。

SBI証券なら三井住友カードNL、楽天証券なら楽天カードで積立を行うと、ポイントなどももらえてお得に資産形成が始められます。

カードの申し込みサイトのリンクはこちらです

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円安であっても以下の対処方法は非推奨

外貨建て保険は手数料が高すぎるのでNG

保険屋さんがよく売っている、外貨建ての保険商品は避けましょう。理由は単純に手数料が高すぎるからです。

貯蓄性のある保険を買うくらいならNISAでオルカン買いましょう。

筆者は未来永劫外貨建て保険を買うことも他人に勧めることもありません^^

大手銀行の外貨建て貯蓄は手数料が高すぎるのでNG

外貨を直接持つという意味で、外貨建て貯蓄を行う人もいますが、おすすめしません。これも手数料の問題です。

また、日本に住むことを想定した場合使い道の無い外貨を持つ旨味があまりありません。そして通貨である以上インフレには弱いので長期的には価値が下がっていきます。

FXの短期トレードはリスクが大きすぎるのでNG

為替で真っ先にイメージされるのがFXトレードという方もいらっしゃるかもしれません。これは人によっては一攫千金のチャンスと考えて挑戦する方もいるかもしれませんが、万人向けではありません。

理由はギャンブル性が高くリスクの大きな行為になりやすいからです。

やるのであれば自己責任で、しっかりと勉強をしてからやりましょう。

FXは怪しげな情報商材も多いので個人的には近寄りたくないジャンルです^^;

山崎元さんの本を読んで、正しい対処法に根拠を持つと続けやすい

これらの対処法に対して「本当にその対策で大丈夫なの?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。

そんな方は、ぜひこちらの本を読んでください。初心者にも分かりやすい本なので、早ければ1時間程度で読み終わります。

まとめ

円安の今、私達にできることはそれに対応する知識を身に着けて実行することです。

為替は基本先読みできない、というスタンスの筆者ですが、円安になっても円高になっても心が揺らがないように知識はしっかり入れています。

今回の記事で1人でも多くの方の役に立てていれば幸いです・

以下、まとめです!ありがとうございました!

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